ふたばクリニック 内科・小児科

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コラム

ポリオ根絶は困難 ?

WHOは、40億ドル(約5,000億円)を投じて、ポリオ根絶を目指してきました。2000年には根絶する予定でしたが、2001年になっても無理でした。急遽2005年根絶と宣言したうえで、先延ばしした経緯があります。(そこまで明言しないと予算が付きません)

しかし、2006年になっても根絶できない状況は変わりません。新しい対応を求める意見が出始めました。

ポリオワクチンは非常に有効なワクチンです。きちんと接種できれば、根絶は可能と考えられていました。ポリオワクチンのコストは、非常に安価です。ワクチンと子供たちを隔てる障害は、ワクチン代金ではありません。テロリズムによる輸送リスクと大人たちの無理解が障壁となって、一部の地域で接種できない状況が続いています。

ポリオ根絶が困難となった時点で、日本はどのように対応するのか、難しい問題です。テロリストとひざ付き合わせて、ワクチンの必要性に関して話し合うことも必要かもしれません。WHOの要請にしたがって、数千億円の追加援助を考えることも一案です。しかし、現実的な結果を考える時、厳しい現実があります。

日本では、既にポリオ自然感染は消失しています。漠然とポリオ根絶を掲げるよりも、日本国内での発症抑止の方がコスト負担は少なくなります。極めて困難な交渉より、国内のワクチン制度の拡充を進めた方が、実効性を認めやすいかも知れません。

以下、共同通信社記事より転載

ポリオ根絶計画に黄信号・紛争、貧困で感染止まらず・有力研究者も見直し主張

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2006年12月28日】

世界保健機関(WHO)が天然痘に続き実現を目指すポリオ根絶計画に黄信号がともっている。当初の目標は2000年だったが、紛争や貧困に苦しむ流行国の状況は深刻で、根絶時期のめどが立たないまま、06年も終わる。有力な専門家の間にも「より現実的な目標に切り替えるべきだ」との声が上がり始めた。

 ▽患者は増加
WHOによると、ポリオ患者は12月20日現在、16カ国に計1820 人。根絶計画が始動した1988年に125カ国、35万人だったのに比べると、ワクチンの効果で99%も減ったが、患者は昨年同時期より150人増。インドは約10倍に増えるなど「患者ゼロ」への道は遠い。

継続的な流行国はインドのほかナイジェリア、アフガニスタン、パキスタンの4カ国。中でも深刻なのはアフリカ最大の人口を抱えるナイジェリアだ。「ワクチンにエイズウイルスが混入している」「接種で不妊になる」など誤ったうわさが一部で広がり、03年から予防接種が約1年中断。その結果、同国ばかりか一度はポリオがなくなった周辺10カ国以上で続々と患者が発生した。ほとんどがナイジェリアからの輸入例とみられる。

2000年の根絶が不可能になった後、WHOは新たな目標を05年に設定したが果たせず、最近は非公式ながら「07年なら」と説明してきた。しかし現場を知る専門家らは「無理だ」と言い切る。WHOの根絶宣言には、患者がゼロになった後3年間は同レベルの対策を維持し、新規患者が出ないことを確認する必要があるためだ。

 ▽目標変更を
「ポリオを根絶、ワクチンを全廃するという目標はいまや達成困難だ。根絶から制御に、目標を変更すべきだ」。今年5月、米科学誌サイエンスに掲載された日本人科学者の論文が保健関係者に大きな波紋を広げた。論文の執筆者は国際保健医療交流センター(熊本市)の蟻田功(ありた・いさお)理事長。WHOで世界の天然痘根絶に尽力、帰国後はアジア地域のポリオ根絶でも運動の先頭に立った人物だ。

蟻田さんは「天然痘とポリオは病気の性質が大きく違う。病気を取り巻く世界の状況も当時とは変わった」と指摘する。

天然痘は感染すると全身に水疱(すいほう)ができ、治ってもあとが残る「目に見える」病気で、対策も取りやすかった。だがポリオでまひが出るのは1%以下。ウイルスを広げる感染者の大半に症状がない。

天然痘根絶計画が進んだ冷戦時代と異なり現在は地域の紛争が増加。アフガニスタンなどには、WHOの専門家さえ入り込めないこともある。18年で約40億ドルが投じられたポリオ根絶への資金がいつまで続くかも疑問だ。蟻田さんは「ポリオをここまで減らした成果は素晴らしい。だが患者ゼロにこだわり過ぎるより、どうすれば最も現実的か、世界で真剣に話し合うべきだ」と話す。

WHOのヘイマン感染症対策部長は「流行国自身が努力を続けており、ワクチンも改良された。根絶は可能だ」と強調するが、果たして07年、ポリオは終息に向かうのか。アジアやアフリカで患者が増える2月以降の動向に専門家は関心を寄せている。

 ▽ポリオ
ポリオ 口から感染するポリオウイルスが神経を侵し、手足などがまひする病気。まひが出るのは感染者100人に1人以下だが、まひの確実な治療法はない。

子どもへのワクチン接種が予防に有効で、世界保健機関(WHO)は1988年に根絶を決議。米大陸、日本を含む西太平洋、欧州が根絶を達成したが、アフリカやアジア南部の封じ込めは難航している。

ふたばクリニック 広瀬久人 (2006.12.28)

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