ふたばクリニック 内科・小児科

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診療のご案内

外来迅速検査

下記のとおり、迅速検査を導入しております。約5〜20分の待ち時間で判定が可能です。

インフルエンザウイルス
咽頭・鼻腔 抗原検出
溶連菌感染症
咽頭・鼻腔 抗原検出
アデノウイルス
咽頭・鼻腔・糞便 抗原検出
ロタウイルス
糞便中 抗原検出
RSウイルス
咽頭・鼻腔 抗原検出
肺炎球菌
尿中 抗原検出
血算・CRP
血液検査
ノロウイルス
糞便中 抗原検出
(自由診療です)
マイコプラズマ
血液中 抗体検出
アレルギー抗体
血液中 抗体検出
インフルエンザウイルス

インフルエンザは、インフルエンザウイルスが感染することにより発症する急性発熱性ウイルス感染症です。感染は、集団内、地域へと流行しやすく、感染圏は急速に拡大します。急激な発熱、関節症状、倦怠感などの全身症状が顕著にあらわれます。

インフルエンザウイルスはオルソミクソウイルス科に属し、直径80~120nmの球状ウイルスです。血清学的にA型、B型、C型の三つに分類されます。ヒトに対するインフルエンザ感染症は、A型とB型によって発症します。(C型インフルエンザは、ヒトに対して病原性を持ちません。)

鼻腔や咽頭(のど)を綿棒でぬぐって、インフルエンザウイルスをチェックします。発熱後初期(12時間以内)では、感染しているにもかかわらず陰性判定になること(偽陰性)があります。発熱早期の判定を過信せず、インフルエンザの疑いがあれば、翌日に再検査を行いましょう。

溶連菌感染症

連鎖球菌群は、Lancefieldの19群(A~H,K~U)、3種類の溶血反応(α、β、γ)により分類されています。特に人に感染しやすいA群β溶血性連鎖球菌が重要です。このA群β溶連菌は、更に細胞壁の抗原性により80種類以上に細分類されています。

感染病巣は、上気道(咽頭・扁桃)と皮膚が主です。上気道炎(カゼ)や膿痂疹(おでき)原因菌として、最もポピュラーな細菌です。ただし、上気道炎から10~20日経過した後、糸球体腎炎やリウマチ熱を続発することもあります。(リウマチ熱と関節リウマチは異なる疾患です。)

A群β溶連菌のなかでも、発赤毒素(Dick毒素)を産生する株があり、毒素株の初感染時に独特の発疹を認めることから 以前は”しょう紅熱”と呼ばれた時期もありました。現在、しょう紅熱は溶連菌感染症の一型として扱われます。

当院では、咽頭拭い液を検体として、A群溶連菌検査を行っています。(免疫クロマト法)

アデノウイルス

アデノウイルスは、経口感染・接触感染によって伝染し、集団内で流行を起こします。血清型は51種類に分類され、病態は感染した血清型や主感染病巣によって多彩であり、上気道炎・結膜炎・肺炎・胃腸炎・出血性膀胱炎など、様々な臨床症状を認めます。咽頭結膜熱(プール熱)や流行性濾胞性角結膜炎、感冒性下痢症といった幼児・学童期の重要感冒性疾患の原因ウイルスです。

当院では、免疫クロマト法によるアデノウイルス検出キットを使用しております。アデノウイルス感染症では、気道感染症であっても、糞便からアデノウイルスの検出が可能です。咽頭・鼻腔ぬぐい液、結膜擦過検体、糞便から検査が可能です。(金コロイド・免疫クロマト法)

ロタウイルス

乳幼児冬季白色下痢症の原因ウイルスです。10月頃から流行し、1~2月がピークとなりますが、散発例は一年を通じて発生しています。

感冒症状/発熱・嘔吐を伴う下痢が主症状で、便の正常は水様・泡状、白色~黄白色、甘酸っぱい酸性臭が特徴です。

当院では、下痢便を検体として、ロタウイルス抗原検査を行っております。

RSウイルス

RSウイルス(RSV:Respiratory Syncytial Virus)は、乳幼児時期に呼吸器系感染症を起こす原因ウイルスの一つです。冬季に流行する場合が多く、2歳以下の上下気道感染症の病原体として重要です。多くはカゼに代表される上気道炎ですが、およそ30%は気管支炎や肺炎など下気道炎を引き起こします。呼吸困難や衰弱を認めた場合、重症化して入院加療が必要となることもあります(約3%)。クループ様の咳が共通した特徴で、生後3カ月以下の感染は呼吸困難が伴いやすく、重症化しやすい疾患です。

RS感染は、初感染月齢が少ないほど、”ゼイゼイ”とした荒い呼吸が目立ちます。この喘鳴は、急性感染期だけにとどまりません。小学校入学までに繰り返される反復性喘鳴のきっかけとなる場合も多く、小児期喘息様疾患の誘引として考えられています。

RSウイルスはパラミクソウイルス科に属し、人から人へ直接飛沫感染します。潜伏期は3~5日で、発熱と咳を主とした”カゼ症状”から始まり、重症感のある咳嗽と異常呼吸へと進展します。

RSウイルス感染は、特に冬季が重要です。初秋から感染者が増加し、12月~1月にピークを迎え、3月頃から患者数が減少します。

感染年齢は、1歳までに約半数が感染します。2歳までにほぼ全員が感染するといわれています。新生児期でも感染例があり、特に生後1ヶ月未満の感染例では無呼吸を起こすことがあります。また、RSウイルス感染症は、一度の感染では充分な免疫を獲得できませんので、成人も含め一生の間に何度も感染を繰り返します。

当院では、免疫クロマト法によるRSウイルス検出キットを使用しております。咽頭・鼻腔ぬぐい液/洗浄液から検査が可能です。(金コロイド・免疫クロマト法)(金コロイド・免疫クロマト法)

肺炎球菌

肺炎球菌は、グラム染色陽性の双球菌(2つの球形菌体が張り付いた形)です。呼吸器感染症 特に 気管支・肺の感染症において最も多いのがこの細菌です。感染者の年齢構成では、特に中・高年者の起炎菌として重要です。

肺炎球菌感染時には、血中に肺炎球菌の一部(莢膜抗原)が出現し、尿に排泄されます。この細菌に由来する成分は、健康なヒトの血液や尿には存在しません。肺炎球菌に感染すると、4週以上排泄することが確認されています。抗生剤治療を行った後でも、特異的に検査を行うことができます。

当院では、”おしっこ” から肺炎球菌莢膜抗原を調べる迅速検査を行っております。

血算・CRP

血算とは、基本的な血液検査のひとつです。白血球数、赤血球数、ヘモグロビン値、ヘマトクリット値、血小板数の5項目を調べます。炎症の存在や、貧血・消耗性疾患を評価することができます。

CRP(C-Reactive protein)とは、炎症を評価する検査です。外傷や感染、腫瘍、アレルギーなどの侵襲が、私たちの体に生体反応を誘発します。この反応を一般的に炎症と呼んでいます。生体が刺激的な攻撃を受けた場合、損傷組織へ白血球が遊走します。この遊走した血管外白血球がケミカルメディエーターを放出する事により、炎症が起こりCRPも陽性化します。炎症の確認のために、CRP検査はとても有用な検査です。

ノロウイルス

冬季に流行するウイルス性胃腸炎を起こす原因のひとつです。突然始まる嘔吐が特徴的で、数日間持続する下痢・嘔吐が主症状です。初期に発熱を伴う場合も多く、特に小児では嘔吐・発熱期間が長引く傾向があります。

冬季下痢症の起炎病原体として、以前から粒子が小さいRNAウイルスが認められ、その形状からSRSV(Small Round-Structured Virus)とよばれて、カリシウイルス科に分類されていました。米国・ノーウォークで発生した集団胃腸炎(1968年)の原因ウイルスがヒストリーマークとなったために、SRSVの一種がノーウォークウイルスと呼ばれるようになり、2002年にノロウイルスと正式に命名されました。

ノロウイルスは、小腸の粘膜細胞に感染・増殖して、再度小腸内に放出されます。糞便中のウイルスに汚染されたものを、口にすることにより感染は広がっていきます。

当院では、免疫クロマト法によるノロウイルス検出キットを使用しております。糞便・吐瀉物から検査が可能です。(吐瀉物の場合、感度が低下します)

【ご注意】
感染性下痢症として重要なウイルスには、ノロ以外のSRSV(カリシウイルス)科があります。本邦で同定されたサポウイルス(旧サッポロウイルス)も、感染性下痢症として重要なSRSVですが、当検査では、確認できません。

【ノロウイルス検査に、健康保険は使えません】
ノロウイルス検査は、自由診療検査です。健康保険は、適応されません。

マイコプラズマ

マイコプラズマとは、長期の咳を認めることもある感染性微生物です。
マイコプラズマは、一般細菌よりサイズが小さく、一般ウイルスより大きな病原体です。細胞壁を持たないため、通常の抗生物質(ペニシリン系やセフェム系)は、効きません。

宿主特異性が比較的低く、複数の動物に感染可能です。病原性は、宿主により”ばらつき”が大きく、無症候的に保菌する場合もあります。
ヒトに感染した場合は、呼吸器系 および 消化器系の感染症状を認めます。
初感染時など防御免疫がない状態では、非定型肺炎像を認め、高熱が持続する傾向にあります。
ヒトの感染症では、呼吸器系症状が重要で、乾性咳嗽を認める場合が多く、咳嗽発作の誘発傾向を1~2か月間呈してきます。
当院では、免疫クロマト法によるマイコプラズマ抗体検出キットを使用しております。
この検査は、マイコプラズマ感染後に誘導される、抗マイコプラズマ抗体検出する検査です。抗体は、感染後に防御免疫として産生されるタンパク質です。
発症後1~2週間では、抗体が充分上昇しておらず、”偽陰性”の判定を生じる場合があります。
(検査のタイミングがフライングの場合は、マイコプラズマ感染であるにもかかわらず、誤って”陰性”判定となることもあります。)

アレルギー抗体 迅速検査(蕁麻疹・アトピー・鼻炎・花粉症)

アレルギー反応には、いくつかのパターンがありますが、特異的IgEというタンパク質が関係している場合が多い傾向にあります。
特異的IgEを調べることによって、アレルギー反応の可能性を調べることができます。

当院では、下記2種類の、迅速検査キットを採用しています。
★ 食餌抗原 迅速検査(卵白・牛乳・小麦)
★ 環境抗原 迅速検査(スギ・ブタクサ・ヨモギ・カモガヤ・ダニ・イヌ・ネコ・ゴキブリ)
採血後、30分程度で判定が可能です。

【ご注意】
食事抗原検査キットは、3項目の同時判定となります。
環境抗原検査キットは、8項目の同時判定となります。
単項目のみ検査は対応できません。たとえば、小麦だけを抗体判定することはできません。小麦を検査する場合、卵白・牛乳も同時に判定することになります。

【この検査結果の評価に関して】
この検査は、簡易検査ですので、他の精密検査(たとえばRAST法など)を行った場合は、総合的にご判断ください。
特異的IgEは、アレルギー反応の一面しか評価できません。
この検査が陰性であっても、アレルギー反応を否定するものではありません。臨床症状も併せて、ご判断ください。
この検査が陰性であっても、将来的にアレルギーを発症する可能性は、評価できません。

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