ふたばクリニック 内科・小児科

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ホーム > 予防接種のご案内 > ガーダシル/Gardasil(HPVワクチン)

予防接種のご案内

ガーダシル/Gardasil(HPVワクチン)

製造元:Merck & Co., Inc.
販売元:MSD株式会社
MSD社:子宮頚がん予防4U

ガーダシルは、HPV(ヒトパピローマウイルス) 6,11,16,18型に対するワクチンです。
HPVの殻(カラ)を構成する蛋白質を集めると、感染性のない殻だけのウイルス粒子を作ることができます。
具体的には、遺伝子組み換えを行った酵母を用いて、殻の蛋白質であるVLPという粒子を造ります。このVLPは、特定の緩衝液中では自己集合を起こすため、HPVの”はりぼて”を模造します。
この人工粒子は、外見上HPVと同じであり、同等の抗原性をもち、免疫も誘導してくれるため、ワクチンとして利用可能です。

【子宮頚がんの基礎知識】
子宮頚がんワクチン接種に際して、同疾患に関するコラムを用意しております。HPVの発がん機序に関して、解説しておりますので、ご参照ください。

1:ガーダシルの接種プラン

接種対象者:9歳以上の女性を対象にします。
接種回数:合計3回予防接種を予定します。
第0月、第2月、第6月のタイミングで、筋肉内(上腕部)に注射します。

2:副反応・副作用

ガーダシルには、ワクチン効果を高めるためにアジュバントと呼ばれる”免疫増強剤”が添加されています。アジュバントを含むワクチンは、疼痛・発赤・腫脹など注射接種部位の局所反応が強くなる傾向を認めます。

ガーダシルは、他のアジュバント含有ワクチンに比べ、局所反応が強い傾向にあります。接種後 2日~数日間、発赤や腫脹が持続します。
局所炎症に随伴する症状(*1)を2割以上の接種者に認めます。この症状は、注射部位の炎症消退と一緒に数日で消失します。
(*1) 疲労感、筋肉痛、頭痛、胃腸症状、関節痛は、注射部位の局所炎症がおこす全身反応の症候です。免疫形成に必要な炎症物質が誘導され、感冒に似た症状が誘発されます。
ショック・アナフィラキシーなど重篤な副反応の発生報告は、通常の不活化ワクチンと同じレベルです。

定期健診を忘れずに

ガーダシルは、HPV-16,18に対して、極めて有効に免疫を誘導しますが、他のタイプの発がん性HPVに関して有効性はありません。
HPV-16,18以外にも”発癌性HPV”は確認されています。ワクチンでカバーできないHPV侵襲による異型性・前癌状態も認められます。とくに年齢が高くなるに従い、HPV-16,18以外の発がん性HPV感染機会が増加します。
ガーダシル接種後であっても、婦人科健診を定期的に受診してください。

ご注意

前癌状態や子宮頚がんを発症している場合、ガーダシルによる制癌効果はありません。
海外では、HPV-16のハイリスク男性に対する接種報告もありますが、日本では男性への適応は、承認されていません。
HPV-16/18は、子宮頚がん以外の悪性腫瘍の原因となりますが、ガーダシルの適応は、子宮頚がんのみです。現時点では、子宮頚がん以外の悪性疾患に対する 同予防接種は承認されておりません。

子宮頚がんワクチン・サーバリックス/ガーダシルの比較

サーバリックス、ガーダシルは、効能・用法に違いがあります。接種に際して、ご注意ください。

  サーバリックス ガーダシル
HPVタイプ 16型、18型 6型、11型、16型、18型
対象年齢 10歳以上 9歳以上
接種プラン 3回接種
第0月、第1月、第6月
3回接種
第0月、第2月、第6月
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